2025年11月5日の夜、今年で最も大きく見える満月(スーパームーン)が札幌の空を照らします。
この日は月が地球に最も近づくタイミングと満月の瞬間が重なり、通常よりも大きく明るく輝く特別な夜です。
札幌では夕方から東の空に昇り始め、夜遅くには南の高い位置で堂々たる姿を見せてくれます。
そこで、この記事では札幌でのスーパームーンの見える時間と方角、そして観測におすすめのスポットを詳しく解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
Contents
スーパームーンとは?
そもそもスーパームーンとはなんなんでしょうか?
定義は色々ありますが、この記事ではスーパームーンとはその年で最も地球に近い満月のこととします。
月はいつも同じ距離にあるわけではなく、地球のまわりを少し楕円を描くように回っています。
そのためあるときは少し遠くに、あるときは少し近くにやってきます。
平均すると月までの距離は約38万kmほどですが、近いとき(近地点)には約35万kmまで近づき、遠いとき(遠地点)には約40万kmまで離れることもあります。
つまり、スーパームーンとは「満月のタイミングで月が最も地球に近づいている日」のことなんですね。
距離が近い分だけ、見た目の大きさや明るさがほんの少し大きくなります。
遠いときの満月と比べると見かけの直径で約14%ほど大きく、明るさで約30%も明るくなることがあると言われています。
詳しいことはこの記事でも書きました↓
ただし、実際に肉眼で「明らかに大きい!」と感じるほどの差ではありません。
双眼鏡や望遠鏡で見ると「明るいな〜」と感じるでしょう。
私のおすすめの双眼鏡はこの記事で解説してます↓
この日は月が最も大きく、最も明るく輝く一夜です。
一年に一度のスーパームーンは夜空を見上げるきっかけとしてもぴったりの天体ショーです。
ぜひ、この貴重な瞬間を札幌の夜空の下で楽しんでみてください。
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スーパームーンはどんな感じに見える?
去年のスーパームーンは2024年10月17日でした。
そのときの動画を私のインスタに上げたので見てみてください。
私のインスタもフォローしてもらえるとうれしいですm(*_ _)m
このときは神奈川県の自宅ベランダで撮影しましたが、街明かりをものともしないほど明るかったです。
周りの街灯よりもはるかに明るく、ベランダには濃い影ができていました。
なので「都会だと見えないのでは?」と心配する必要はありません。
むしろ他の星が見えづらくなるほど明るいので、田舎に行ってもあまり意味がないと思います。
結論を言えば、スーパームーンは天気がよければどこでも見えます。
なので重要なのは街明かりよりも天気と言っていいでしょう。
ただ、あまりにもビルが多い都会だと視界が阻まれて月が見えない可能性があります。
それでも今回は月が高く上がるので広場や公園に行けば簡単に見られるでしょう。
札幌でのスーパームーンの方角と時間
ここでは11月5日から11月6日にかけての札幌でのスーパームーンの動きをまとめました。
この表を引用する際にはこの記事にリンクを貼ってもらえると助かります。
(計算には Sky Guide を使いました)
| 時刻 | 方角 / 方位角 | 高度 |
|---|---|---|
| 11/5 15:48 (月の出) | 東北東 / 65.3° | 0° |
| 16:00 | 東北東 / 66.9° | +1.5° |
| 17:00 | 東北東 / 76.1° | +11.6° |
| 18:00 | 東 / 85.2° | +22.2° |
| 19:00 | 東 / 94.9° | +32.9° |
| 20:00 | 東南東 / 106.1° | +43.6° |
| 21:00 | 東南東 / 120.6° | +53.5° |
| 22:00 | 南東 / 141.3° | +61.8° |
| 23:00 | 南 / 171.5° | +66.3° |
| 23:15 (南中) | 南 / 180.0° | +66.6° |
| 11/6 0:00 | 南南西 / 205.4° | +64.9° |
| 1:00 | 南西 / 231.1° | +58.5° |
| 2:00 | 西南西 / 248.6° | +49.4° |
| 3:00 | 西 / 261.4° | +39.3° |
| 4:00 | 西 / 272.0° | +28.7° |
| 5:00 | 西北西 / 281.4° | +18.4° |
| 6:00 | 西北西 / 290.6° | +8.5° |
| 6:58 (月の入) | 西北西 / 299.9° | 0° |
23:15が月が最も高く昇る時間で、その時の高度は水平線から見ておよそ67°です。
かなり高いですね。
南の方に高層ビル群がない限りは見れると思います。
また、スーパームーンは一晩中見ることができます。
なので天気さえ晴れていれば、仕事帰り(学校帰り)に見たり家のベランダから見たり、深夜に見ることも可能です。
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気になるお天気は?
ここで気になるのがお天気ですね。
雲量予測にはWindyが一番です。
札幌周辺のWindyは以下です↓
下のバーをスライドさせれば11/5の天気も見れます。
今のところは晴れそうな天気ですね。
直前で予報が変わることはよくあるのでこまめにチェックしてみてください。
あとはYahoo!天気とtenki.jpも信頼できるので見てみてください。
札幌市中央区のYahoo!天気はこちら
札幌市のtenki.jpはこちら
札幌市内でスーパームーンを撮るのにおすすめの場所
ここからは札幌市内でスーパームーンを撮るのにおすすめの場所を紹介します。
スーパームーン自体は基本的に街のどこからでも見えますが、スマホやカメラで映える写真を撮るなら場所選びは大切です。
そこで、今回は私が個人的に映えそうだなと思った場所を紹介します。
藻岩山山頂展望台(南区)
まず紹介するのが南区の藻岩山山頂展望台です。
ケーブルカーで山頂までのぼることができ、のぼった先には札幌市の夜景が広がっています。
20:00くらいまでなら月は東のほうにいるので、ちょうど夜景とスーパームーンの共演を撮ることができるでしょう。
ただ、月が結構高いのであまり拡大せずに夜景と月を広角で一緒に撮るのがおすすめです。
ケーブルカーの最終時刻が決まっているのでそこは注意しましょう。
さっぽろテレビ塔(中央区)
次に紹介するのがさっぽろテレビ塔です。
さっぽろテレビ塔はライトアップをしていて、月と一緒に撮ることで映え写真が狙えます。
中央区らへんは街明かりが強いですが、スーパームーンは非常に明るいので問題ありません。
うまい構図を探して撮ってみてください。
最後に
今回は札幌でスーパームーンを見る場合の時間・方角・天気・おすすめ場所を解説しました。
今回のスーパームーンは夕方に東の空からのぼり、朝に西の空に沈んでいきます。
一晩中見れるので心配はいらなさそうですね。
双眼鏡を持っておくと月がはっきり見えるのでおすすめですよ。
では。
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