ついに夏至になってしまいました。
一年で最も夜が短い日で、天体写真ファンからしたらかなり鬱陶しいです。
ですがこれから夜が長くなっていくと思えばいいでしょう。
冬が楽しみです。
というわけで、今日はいて座の散開星団M18を紹介します。
結果

Date: Jun 19 in 2025
Location: @横浜市内の自宅ベランダ (SQM 18.60)
Camera: ASI533MC Pro (Gain 100, 0°C)
Telescope: Vixen R200SS, Extender 1.87x (FL 1500mm, f7.5)
Mount: Kenko SEII-J
Guiding: SVBony SV165 (FL 120mm, f4), ASI120MM mini, ASIair Plus
Filter: Optolong L-Quad Enhance
Exposure: 5min x5 (25min)
Processing: PixInsight, BXT, NXT
写真の中心に広がっているまばらな散開星団がM18です。
大きさはかなり小さく、視直径は7分角ほどしかありません。
かに星雲(M1)と同じような大きさですね。
今回は ASI533MC Pro と焦点距離1500mmの望遠鏡を組み合わせたのでフルサイズ換算で4800mmくらいです。
それでもまだフレームに余裕があるので、メシエ天体の散開星団でも非常に小さい部類でしょう。
フルサイズカメラでも ASI6200MC Pro のようにセンサーサイズが小さければ、中心部だけクロップすることで ASI533MC Pro と同じような画角が得られます。
さすがに4800mmの望遠鏡を使うのは現実的ではないですね…
焦点距離を伸ばす分口径も必要になり、口径480mmでやっとf10といった感じです。
長焦点撮影ではセンサーサイズの小さいカメラを使ってみてはいかがでしょうか。
では。