流星群

2026年の流星群一覧!極大日やおすすめの流星群を紹介

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みなさんは流星群を見たことがありますか?

次々と流れ星が夜空を流れていく光景は圧巻ですよ。

というわけで、今回は2026年に見られるであろう流星群の一覧をまとめてみました。

月明かりの影響や、1時間あたりの流星の数(ZHR)もまとめたのでぜひ参考にしてみてください。

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狙うべき9つの流星群はこれ!

流星群といっても明るいものから暗いものまで、いろいろなものがあります。

出現数が少なすぎると「何も見れなかった」ということもありえますね。

ですが、次の9つの流星群は特に活発なので見ごたえがあります↓

  • しぶんぎ座流星群 (1月)
  • こと座流星群 (4月)
  • みずがめ座η流星群 (5月)
  • みずがめ座δ南流星群 (7月)
  • ペルセウス座流星群 (8月)
  • オリオン座流星群 (10月)
  • しし座流星群 (11月)
  • ふたご座流星群 (12月)
  • こぐま座流星群 (12月)

*ηはイータまたはエータ、δはデルタと読みます

中でもしぶんぎ座流星群・ペルセウス座流星群・ふたご座流星群は特に出現数が多く、三大流星群と呼ばれています。

その時期には注目しましょう。

月が観測条件を左右する

流星群を観測するとき、意外と見落としがちなのが月の明るさです。

月はとても明るい天体で、半月から満月のときには特に明るく夜空全体を照らしてしまいます。

その光のせいで暗い流星の光がかき消されてしまうんです。

明るい流星でも「なんかぼやっとしか見えない…」ということも起きます。

特に満月の夜はやばいです。

田舎でも都市部くらい空が白っぽくなるので、肉眼で見えるのは明るい流星だけになります。

満月と流星群のピークが重なった場合は明るい流星だけに割り切って楽しむか、極大日から少しずらして楽しむのがよさそうです。

反対に、新月や月が沈んだあとの夜空はとても暗く星々や流星の光がはっきり見えます。

実際、同じ流星群でも月がない夜と満月の夜では見える流星の数が2倍以上違うことも珍しくありません。

たとえばペルセウス座流星群のように普段から出現数が多い流星群でも、満月の夜だと「流れ星、全然見えないな…」という結果になることがあります。

ポイントは月齢と月の出入り時刻を事前にチェックすることです。

極大日が新月に近いか、あるいは月が夜半過ぎに沈む日を選べば暗い空で長時間観測できます。

今回は月の出没時刻も書いたので安心してください。

また、どうしても月が出ている時間に観測する場合は月を背にして見たり、山や建物で月を隠すのがいいでしょう。

それでも月がいない夜には劣りますが…。

つまり、「今年は条件がいい!」と言われる流星群の多くは新月期や月明かりの影響が少ない日と重なっています。

流星群を思い切り楽しむためには、天気予報だけでなく月の予定表も必ずチェックしておきましょう。

流星群一覧表

それでは、まずは9つの流星群の表を見ていただきたいと思います。

スクロールできます↓

流星群極大日1時間あたりの出現数(ZHR)月齢と条件おすすめ度
しぶんぎ座流星群1月4日120満月で条件最悪★★☆☆
こと座流星群4月22日18月が沈んでいて条件最高★★★☆
みずがめ座η流星群5月8日50近くに明るい月がいて条件悪い★★☆☆
みずがめ座δ南流星群7月30日~25満月で条件最悪★☆☆☆
ペルセウス座流星群8月13日~150新月で条件最高★★★★
オリオン座流星群10月22日20満月に近いが深夜には沈む★★★☆
しし座流星群11月18日15月が沈んでいて条件最高★★★☆
ふたご座流星群12月14日120月が沈んでいて条件最高★★★★
こぐま座流星群12月23日~10満月で条件最悪★☆☆☆

なので、今回月に邪魔されずに見れそうな流星群は

  • こと座流星群 (4月)
  • ペルセウス座流星群 (8月)
  • オリオン座流星群 (10月)
  • しし座流星群 (11月)
  • ふたご座流星群 (12月)

の5つです。

オリオン座流星群は月が明るいですが、放射点(流星が飛び出してくるポイント)から遠いので深夜には沈んでくれます。

特にペルセウス座流星群とふたご座流星群は流星数が特に多いので圧巻です。

ぜひ見てみてください。

では、ここからは各流星群についてさらに詳しく見ていきます。

観測位置はすべて東京で計算しています。

*これから登場する星図はすべて星図アプリ Sky Guide からとりました

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しぶんぎ座流星群 (Quadrantids)

母天体:不明
放射点:うしかい座とりゅう座の境界あたり
極大:2026年1月4日9:36ごろ
出現数:120/hr
平均速度:41km/s
月齢:15
月没:1月4日7:38ごろ
放射点が昇る時刻:1月3日22:15ごろ
放射点と月の離角:87.8°
天文薄明の始まり:1月4日5:20ごろ
観測条件:❌

2026年の最初にやってくるのがしぶんぎ座流星群です。

例年多くの流星が見られるのですが、今回は満月がいるので厳しそうです。

こんな感じで、北西のほうに満月がいます。

ですが、放射点からかなり遠いので月に背を向ければ流星を見れるかもしれません。

出現数がかなり多いので、満月がいますが見る価値はありそうですね。

こと座流星群 (Lyrids)

母天体:サッチャー彗星(C/1861 G1 Thatcher)
放射点:こと座とヘルクレス座の境界あたり
極大:2026年4月22日22:00ごろ
出現数:18/hr
平均速度:48km/s
月齢:5
月没:4月23日0:01ごろ
放射点が昇る時刻:4月22日19:52ごろ
放射点と月の離角:119.7°
天文薄明の始まり:4月23日3:27ごろ
観測条件:✅

次にやってくるのがこと座流星群です。

そこまで派手な流星群ではないですが、今年は条件がいいので見れそうです。

夏の天の川も一緒に見れるのがうれしいですね。

みずがめ座η流星群 (Eta Aquariids)

母天体:ハレー彗星(1P/Halley)
放射点:みずがめ座とペガスス座の境界あたり
極大:2026年5月5日12:51ごろ
出現数:50/hr
平均速度:66km/s
月齢:17
月没:5月5日6:31ごろ
放射点が昇る時刻:5月5日1:25ごろ
放射点と月の離角:84.1°
天文薄明の始まり:5月5日3:09ごろ
観測条件:❌

5月にやってくるのがみずがめ座η流星群です。

「みずがめ座エータ流星群」「みずがめ座イータ流星群」とも呼ばれます。

流星数は多い予測ですが、明るい月がいるのであまり狙い目ではないですね。

ただ、放射点と月は遠いので月に背を向ければ流星が見られるかもしれません。

みずがめ座δ南流星群 (Southern Delta Aquariids)

母天体:マックホルツ彗星(96P/Machholz 1)
放射点:みずがめ座あたり
極大:2026年7月30日19:00ごろ
出現数:~25/hr
平均速度:41km/s
月齢:16
月没:5月5日6:31ごろ
放射点が昇る時刻:7月30日20:40ごろ
放射点と月の離角:17.3°
天文薄明の始まり:7月31日3:09ごろ
観測条件:❌

この流星群は南半球から見るのが一番綺麗だと言われています。

北半球ではおまけ程度ですね。

今年は放射点のすぐ横に満月がいるという、南半球でも最悪の条件です。

なのでおすすめしません。

ペルセウス座流星群 (Perseids)

母天体:スイフト・タットル彗星(109P/Swift-Tuttle)
放射点:ペルセウス座・カシオペヤ座・きりん座の境界あたり
極大:2026年8月13日の昼間
出現数:~150/hr
平均速度:59km/s
月齢:0
月没:ー
放射点が昇る時刻:ー (放射点は常に地平線の上にある)
放射点と月の離角:ー
天文薄明の始まり:8月13日3:23ごろ
観測条件:✅

ペルセウス座流星群は今年の本命です!

ちょうど新月とかぶるうえに、流星数は最大で1時間あたり150個ほどが予想されています。

天気さえ晴れていれば最高ですね。

ぜひ見逃さないようにしてください。

放射点は北にあり、北極星の周りをぐるぐると回っています。

カシオペヤ座のイプシロン星の近くにいるので見てみてください。

オリオン座流星群 (Orionids)

母天体:ハレー彗星(1P/Halley)
放射点:オリオン座とふたご座の境界あたり
極大:2026年10月22日3:00ごろ
出現数:20/hr
平均速度:66km/s
月齢:11
月没:10月22日1:24ごろ
放射点が昇る時刻:10月21日21:16ごろ
放射点と月の離角:123.9°
天文薄明の始まり:10月22日4:28ごろ
観測条件:✅

このときの月は結構明るいですが、放射点が上にあがる頃には沈んでしまいます。

3時間ほど月明かりなしで流星を楽しめる時間があるので、観測条件は✅(良好)としました。

オリオン座流星群はカラフルな流星が特徴です。

ぜひ見に行ってみてください。

しし座流星群 (Leonids)

母天体:テンペル・タットル彗星(55P/Tempel–Tuttle)
放射点:しし座のあたり
極大:2026年11月18日ごろ
出現数:15/hr
平均速度:71km/s
月齢:8
月没:11月17日23:10ごろ
放射点が昇る時刻:11月17日22:54ごろ
放射点と月の離角:170.4°
天文薄明の始まり:11月18日4:51ごろ
観測条件:✅

このときは半月ですが、放射点と真反対の方向にいるので影響がありません。

なので観測条件を✅(良好)にしました。

しし座流星群は1年ごとに活動するものとしては最も早い流星群です。

あっという間にすぐ去ってしまうのでまばたき厳禁です!

ふたご座流星群 (Geminids)

母天体:小惑星ファエトン(3200 Phaethon)
放射点:ふたご座のあたり
極大:2026年12月14日前後
出現数:120/hr
平均速度:35km/s
月齢:5
月没:12月13日20:02ごろ
放射点が昇る時刻:12月13日17:51ごろ
放射点と月の離角:159.4°
天文薄明の始まり:12月14日5:11ごろ
観測条件:✅

ペルセウス座流星群に続いて、2026年はふたご座流星群も見逃せません。

2025年も新月期にかぶってくれましたが、2026年も条件がよさそうです。

月はあっという間に沈んでしまうので、一晩中流れ星を楽しむことができます。

予想される1時間あたりの出現数は120個ほどです。

暗い場所に行って夜空を見上げたら流星フィーバーになりそうですね。

これも絶対見逃せないイベントです。

こぐま座流星群 (Ursids)

母天体:タットル彗星(8P/Tuttle)
放射点:こぐま座のあたり
極大:2026年12月23日7:00ごろ
出現数:~10/hr
平均速度:33km/s
月齢:14
月没:12月23日5:48ごろ
放射点が昇る時刻:ー (放射点は常に地平線の上にある)
放射点と月の離角:76.6°
天文薄明の始まり:12月23日5:16ごろ
観測条件:❌

こぐま座流星群は9つのリストの中で一番地味な流星群です。

ですが、毎年クリスマスの時期に見れるので人気があります。

今年は満月とかぶったのでダメそうですね。

月との離角も76.6°ほどで、それほど遠くないので満月の影響を受けるでしょう。

今年は諦めたほうがよさそうです。

最後に

今回は2026年の流星群9つと、おすすめのものを紹介しました。

今年見るべきはこの5つです:

  • こと座流星群 (4/22)
  • ペルセウス座流星群 (8/13) ←特におすすめ!
  • オリオン座流星群 (10/22)
  • しし座流星群 (11/18)
  • ふたご座流星群 (12/14) ←特におすすめ!

この日に合わせて星空旅行を計画してみたらいかがでしょうか。

きっと一生の思い出になるはずです。

では。

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