2025年12月5日、今年最後のスーパームーンが東京の夜空を照らします。

今回は満月が地球に近づく時期と重なるため、普段より大きく明るい満月が期待できます。

満月の瞬間は日本時間で12月5日8時14分ですが、その前後数日間はほぼ満月の状態の月を楽しめるでしょう。

そこで、この記事では当日の時間・方角・天気傾向・おすすめの観察スポットなど、東京でスーパームーンを楽しむためのポイントをわかりやすく解説します。

澄んだ冬の空気が広がる12月、ぜひ夜空を見上げてみてください。

この記事を参考にして記事を書かれる場合はぜひリンクを貼っていただけると助かります。よろしくお願いしますm(*_ _)m

スーパームーンとは?

「スーパームーン」とは、満月がいつもより大きく明るく見える現象のことです。

天文学の厳密な用語ではなく広く使われている俗称なので定義はまちまちですが、「大きく見える満月」と思っておけば問題ないでしょう。

では、なぜ満月がいつもより大きく見える時があるのでしょうか?

その秘密は月の公転軌道にあります。

月の軌道は楕円形なので、地球との距離は一定ではありません。

地球に最も近づく位置を近地点、最も遠ざかる位置を遠地点と呼びます。

この近地点付近で満月が起きるとスーパームーンになるというわけです。

肉眼ではっきりわかるほどの差ではありませんが、双眼鏡や望遠鏡を使うと大きさの差がわかります。

また、明るさは満月なので非常に明るいです。

都会からでも簡単に見られるでしょう。

ちなみに、2025年の満月のうち年間で最も大きく見えた満月は11月5日のスーパームーンでした。

近地点との距離が最も短くなり、「2025年最大の満月」として注目されました。

しかし、今回の12月5日の満月も近地点にかなり近いので十分に大きく明るい満月となります。

そのため、多くの天文サイトやメディアでは12月の満月もスーパームーンとして扱われています。

スーパームーンを観測するときには双眼鏡または望遠鏡がおすすめです。

肉眼でも圧倒的な明るさを楽しめますが、満月は結構小さいので肉眼では月の模様(クレーターや海)はわかりません。

そこで、双眼鏡または望遠鏡を使うことで月の模様を大迫力で楽しむことができます。

私のおすすめはこの記事で書きました↓

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スーパームーンはどんな感じに見える?

去年のスーパームーンは2024年10月17日でした。

そのときの動画を私のインスタに上げたので見てみてください。

また、今年撮影した11月6日の月がこれです↓

私のインスタもフォローしてもらえるとうれしいですm(*_ _)m

このときは神奈川県の自宅ベランダで撮影しましたが、街明かりをものともしないほど明るかったです。

周りの街灯よりもはるかに明るく、ベランダには濃い影ができていました。

なので「都会だと見えないのでは?」と心配する必要はありません。

むしろ他の星が見えづらくなるほど明るいので、田舎に行ってもあまり意味がないと思います。

スーパームーンは天気がよければどこでも見えます。

なので重要なのは街明かりよりも天気です。

ただ、東京は高層ビル群がそこらじゅうにあるので月が遮られる可能性もあります。

建物や壁が邪魔な場合は広い公園や川沿いに行けば見られるでしょう。

東京でのスーパームーンの方角と時間

ここでは12月4日夜から5日朝にかけてと、5日夜にかけてから6日朝にかけてのふたつにわけて月の方角と時間を解説します。

ぜひ参考にしてみてください。

この表を引用する際にはこの記事にリンクを貼ってもらえると助かります。

(計算には Sky Guide を使いました)

12月4日から12月5日

時刻方角 / 方位角高度
12/4 15:27
(月の出)
東北東 /
58.4°
16:00東北東 /
62.8°
+5.0°
17:00東北東 /
70.1°
+15.8°
18:00東北東 /
77.0°
+27.1°
19:00東 /
84.0°
+38.7°
20:00東 /
91.8°
+50.6°
21:00東南東 /
102.2°
+62.4°
22:00東南東 /
121.4°
+73.6°
23:04
(南中)
南 /
180.0°
+80.5°
12/5 0:00南西 /
234.8°
+75.1°
1:00西南西 /
256.7°
+64.3°
2:00西 /
267.9°
+52.6°
3:00西 /
276.0°
+40.9°
4:00西北西 /
283.1°
+29.3°
5:00西北西 /
290.0°
+18.1°
6:00西北西 /
297.3°
+7.5°
6:49
(月の入)
北西 /
303.9°

12月5日から12月6日

時刻方角 / 方位角高度
12/5 16:24
(月の出)
北東 /
55.2°
17:00東北東 /
60.0°
+5.3°
18:00東北東 /
67.3°
+15.8°
19:00東北東 /
74.0°
+26.9°
20:00東 /
80.7°
+38.4°
21:00東 /
87.8°
+50.1°
22:00東 /
96.9°
+61.9°
23:00東南東 /
112.6°
+73.4°
12/6 0:00南南西 /
161.8°
+82.0°
0:12
(南中)
南 /
180.0°
+82.3°
1:00南西 /
235.8°
+77.4°
2:00西南西 /
258.5°
+66.4°
3:00西 /
269.1°
+54.7°
4:00西 /
276.8°
+42.9°
5:00西北西 /
283.6°
+31.4°
6:00西北西 /
290.3°
+20.2°
7:00西北西 /
297.3°
+9.5°
8:01
(月の入)
北西 /
305.2°

冬の満月は非常に高い位置にのぼるので、今回の満月は南中のときに高度が80°以上にも達します。

高度80°とは地平線と月を見上げたときの線の間の角度が80°ということなので、ほとんど真上です。

今回のスーパームーンは南中時にはほぼ真上を見れば満月が見えると思います。

ただ、あまりにも高すぎるのでベランダからは見られないかもしれません。

その場合は月の出の直後か月の出の直前を狙うといいでしょう。

18時くらいはまだ低いのでベランダからでも見えそうです。

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気になるお天気は?

ここで気になるのがお天気です。

雲量予測にはWindyが一番です。

東京周辺のWindyは以下です↓

下のバーをスライドさせれば12/5の天気も見れます。

これを見る限りは晴れそうな気がします!

ですが、直前で予報が変わることはよくあるのでこまめにチェックしてみてください。

あとはYahoo!天気とtenki.jpも信頼できるので見てみてください。

東京都新宿区のYahoo!天気はこちら

新宿区のtenki.jpはこちら

東京23区内でスーパームーンを撮るのにおすすめの場所

ここからは23区内でスーパームーンを撮るのにおすすめの場所を紹介します。

スーパームーン自体は基本的に街のどこからでも見えますが、スマホやカメラで映える写真を撮るなら場所選びは大切です。

そこで、今回は私が個人的に映えそうだなと思った場所を紹介します。

東京スカイツリー (墨田区)

最初に紹介するのが東京スカイツリーです。

今回のスーパームーンは高度がかなり高いので、東京スカイツリーの近くでも満月が見られるでしょう。

うまく場所を見つければ望遠レンズでスカイツリーとスーパームーンが一緒に写せそうです。

東京タワー (港区)

次に紹介するのが東京タワーです。

東京タワーもかなり高いですが、今回の満月は最大で74°なので一緒に写真に入れられそうです。

望遠レンズを使えば満月と東京タワーの展望台部分が一緒に写せるかもしれないですね。

最後に

今回は東京でスーパームーンを見る場合の時間・方角・天気・おすすめ場所を解説しました。

今回のスーパームーンは夕方に東の空からのぼり、朝に西の空に沈んでいきます。

一晩中見れるので心配はいらなさそうですね。

双眼鏡を持っておくと月がはっきり見えるのでおすすめですよ。

では。

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