レモン彗星(C/2025 A6)を広島県で見るには？おすすめの場所を一気に紹介！
最近はレモン彗星(C/2025 A6)が話題ですね。
予想される明るさは最大で4等級ほどで、暗い場所なら肉眼でも十分見れる可能性があります。
そこで、今回は広島県でレモン彗星を見れるおすすめの場所を一気に紹介します。
観測のポイントも紹介しているのでぜひ参考にしてください。
Contents
レモン彗星とは
レモン彗星(C/2025 A6)とは、2025年の10月から11月にかけて日本の空でも観測が期待されている注目の彗星です。
発見されたのは2025年1月3日、アメリカ・アリゾナ州にあるマウントレモン天文台です。
その名のとおり、この天文台の自動探査システムによって検出されたことから「レモン彗星」と名づけられました。
彗星の正式名称C/2025 A6は発見年・発見順を示す符号で、Cは周期の長い非周期彗星、2025は発見年、Aは1月上旬の発見を意味し、6はその期間における6番目の発見を表します。
「レモン彗星」と名がつく彗星はいくつかあるので、正式名称を言えば間違いがないです。
彗星とは太陽系のはるか外側のオールトの雲やカイパーベルトと呼ばれる領域からやって来る天体で、氷と塵からなる「汚れた雪だるま」のような存在です。
太陽に近づくと表面の氷が昇華し、ガスと塵が尾を引いて夜空に長く伸びます。
その姿が人々を魅了し、古代から吉兆や変化の前触れとされてきました。
レモン彗星もそのひとつで、太陽に接近することで最大4等級に達する可能性があると予想されています。
条件が良ければ、肉眼で尾を確認できるかもしれないという期待も高まっています。
地球に最接近するのは10月21日ごろとされ、日没後の西の空に姿を現す見込みです。
最も明るくなるのも10月末ごろとされています。
この前後には尾が長く伸び、写真撮影にも適したチャンスが訪れるでしょう。
特に新月の10月21日前後は月明かりがないので最高の条件です。
ただし彗星の明るさ予測は非常に難しく、突然明るくなったり核が崩壊して暗くなったりと何が起こるかわからないのも魅力のひとつです。
レモン彗星もまた、最後までどんな姿を見せるかはわかりません。
いわば宇宙からのサプライズですね。
このように、運がよければレモン彗星は2025年の星空を象徴する一大イベントのひとつとなるでしょう。
広島県は特に海沿いが見晴らしがよく、空も暗いので水性観測にうってつけです。
長い時を超えて地球のそばを通過する「氷の旅人」をぜひ見てみてください。
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見える時期と方角
レモン彗星は最初は未明の北東の空にいましたが、10月半ばからは日没後の西の空に姿を現すようになります。
詳しくはこの記事で解説しています↓
北海道・本州・沖縄で緯度が違うので若干観測条件が変わりますが、本州・四国・九州ではその違いは誤差の範囲と考えていいでしょう。
広島県も東京や大阪と同様にレモン彗星を観測できます。
また、10月後半からは未明ではなく、日没後の西の空にレモン彗星が姿を現すようになります。
こんな感じです↓
日によっては北西寄りに現れたり南西寄りに現れることもあるので注意してください。
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現在の動きからすると、11月に入るにつれ彗星は南西の方向にズレていくものと考えられます。
最大の見頃は新月の10月21日前後です。
この頃にはレモン彗星もすでに明るく、月明かりにも邪魔されないので観測にぴったりです。
ただ、レモン彗星は思った以上に地平線スレスレに現れます。
障害物の多い都市部(広島市、福山市など)では簡単にビルや住宅に隠れてしまいます。
なので見晴らしのいい展望台か、海沿いに行くのがベストです。
また、彗星は思った以上に暗く見えづらい可能性があります。
都市部の明かり(光害)があると彗星の淡い光がかき消され、美しい姿を観測できないでしょう。
なので西の方角の見晴らしがよく、空が暗い場所を選ぶのが一番です。
双眼鏡を使って観測するのもいいですね。
詳しくはこの記事で解説しています↓
私のおすすめ↓
ここからは広島県でレモン彗星を観測しやすいスポットを紹介していきます。
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広島県からレモン彗星を見るおすすめの場所4つ
10月後半、レモン彗星は日没後の西の空に姿を現します。
地平線スレスレに見える予測ですが、広島県は海に面している場所が多いので心配いりません。
ここではおすすめの場所をいくつか紹介します。
十文字山展望台 (呉市)
最初に紹介するのが呉市の豊島にある十文字山展望台です。
本土とは橋でつながっているのでアクセスも心配いりません。
360°見渡せるテラスになっていて、空も暗く星空観察にぴったりです。
天の川も撮影できたという情報があるので、彗星のついでに満天の星々も見れるでしょう。
呉市かまがり天体観測館 (呉市)
続いて紹介するのが呉市かまがり天体観測館です。
実際にはその近くのふれあい広場が西方向の見晴らしがよく、レモン彗星の観察にぴったりです。
ただ、天文館の都合次第で場所が開いていない場合もあるかもしれません。
事前に調べておくと安心ですね。
灰ヶ峰展望台 (呉市)
次に紹介するのが灰ヶ峰展望台です。
ここは空の暗さは明るいですが、見晴らしがよく本土から簡単に行けるのでリストに入れました。
ただ、道が狭く行きづらいという声もありました。
夜景も一緒に見たい人はここがおすすめですが、星空メインで行きたい方は十文字山展望台や呉市かまがり天文観測館がおすすめです。
高見山展望台 (尾道市)
最後に紹介するのが尾道市の高見山展望台です。
尾道市なので広島東部から簡単にアクセスできます。
見晴らしがよく、空の暗さもまずまずなのでレモン彗星がよく見えるでしょう。
詳しいアクセスの仕方は調べてみてください。
最後に
今回は広島県でレモン彗星を見れる場所をいくつか紹介しました。
レモン彗星は低空に現れるので観測条件が厳しいですが、海沿いや高台であれば観測することができます。
特に空が暗い場所であれば肉眼でもはっきりと存在がわかるでしょう。
天気が晴れているといいですね。
では。
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