紫金山・アトラス彗星 (Tsuchinshan-ATLAS, C/2023 A3) が2024年10月に見頃を迎えました。
Instagramが彗星の投稿で溢れかえり、さすがに耐えられなくなって出撃してきました。
ですが普通に撮るのもつまらないので、中古市場で5000円で買った激安オールドレンズで撮ってみました。
Contents
彗星だけを拡大して

Date: Oct 13, 2024
Location: @城ヶ島
Camera: Nikon Z6II
Lens: Ai Nikkor 35-200mm F3.5-4.5S
Mount: Vixen Polarie U
Exposure: 5sec
ISO: 3200
Processing: Lightroom, Topaz Photo AI
焦点距離や絞りのデータは全く覚えていません。笑
電子接点がないレンズゆえにメタデータは記録されません。
フラット補正もしてないのでゴミの影が映ってます。
それはさておき、なんとか彗星の姿をとらえることができました。
アンチテールもかろうじて映っているように思えます。
せっかくなので処理前もお見せしましょう。

普通に見るならこっちのほうが自然かもしれません。
ちなみに私は両方とも好きです。
相模湾の景色とともに
次は広角で彗星を映した写真です。

Date: Oct 13, 2024
Location: @城ヶ島
Camera: Nikon Z6II
Lens: Ai Nikkor 35-200mm F3.5-4.5S
Mount: Vixen Polarie U
Exposure: 10sec
ISO: 1600
Processing: Lightroom
左の明るい星が金星です。
俗に言う宵の明星ですね。
右上の明るい星はうしかい座のアークトゥルスです。
一等星なので他の星よりも明るく見えます。
彗星の下に広がる街明かりは熱海市の明かりです。
相模湾を通して熱海の景色と彗星、金星、アークトゥルスをひとつの写真に収めることができたと思うと感動です。
この日は低空に雲が少なく透き通った視界を得られました。
運がよかったです。
撮影風景

今回は城ヶ島の西側にある、地層の岩肌がむき出している部分で撮りました。
17時前に城ヶ島についた頃にはすでに大勢の人が集まっていて、みんなが同じ方向にカメラを向けていました。
日が沈むとともに彗星がファインダーに映り始め、18時頃には肉眼でも見えるようになっていました。
肉眼で彗星を見た経験は初めてだったので記憶に残ってよかったです。
今回はポータブル赤道儀に載せて撮影しましたが、これほどまでに大きな彗星であれば赤道儀はいらなかったかもしれません。
むしろ星景写真として撮る場合は下の景色がぶれて逆効果になってしまったと感じます。
次彗星を取る機会があるなら望遠鏡でじっくり露光してみたいです。
その間に星景写真のセンスも磨かないと…
では。


















