星景写真のタイムラプスを撮っていたら、「スタックしたら面白いんじゃない?」という発想になりスタックしまくりました。
そしたら分子雲が写っていたので紹介します。
結果

Date: November 8, 2024
Location: @野辺山 (SQM 21.68)
Camera: Nikon Z6 II (unmodified)
Lens: Nikkor Z 20mm f1.8S
Mount: None
Filter: None
Exposure: 15sec x216 (54min)
Focal Ratio: f2.8
ISO: 3200
Processing: PixInsight, BXT, NXT, Lightroom
一番明るい星は木星です。
非改造ですがまあまあ映るもんですね。
本当ならば改造して撮りたいのですが普段の風景写真とかも撮るので改造するわけにはいきません。

これがアノテーションした画像です。
分子雲の周りに多数の星雲がいることがわかります。
おうし座というとついついプレアデス星団に目が行きがちですが、巨大な分子雲の周りの星雲を撮ってみるのも楽しいかもしれません。
撮って出し

分子雲どころかすばるの青い反射星雲すら写っていません。
216枚スタックの威力を感じますね。
星景写真でも十分スタックの効果があることが確かめられました。
また試してみたいと思います。
注意点
今回はソフトフィルターなしで撮影しました。
ソフトフィルターをつけると星が肥大して美しい写真になるのですが、スタックして星を鋭く仕上げたいときには逆効果です。
今回のように分子雲と天の川の星々を一緒に撮りたい場合、ソフトフィルターはつけずにそのまま撮影することをおすすめします。
星景写真にはなんでもかんでもソフトフィルターをつけたほうがいいというのは間違っている気がします。
ソフトフィルターは使い所を考えて使用するのが一番ですね。
それに、スタックすればノイズが減って星を大きく表現できます。
今回の例でも撮って出しより処理後のほうが木星が大きく輝いています。
ソフトフィルターなしの星景写真もいかがでしょうか。
では。











